仏教では「慈悲」を非常に大事なものと考えます。たくさんの手と道具で困っている人を救おうとなさる姿で、慈悲心の大切さを表しているのが千手観音さまです。 このお姿には二つの意味がこめられているように思います。つまり「私を助けようと待ち構えて下さっていた」お姿でもあり、「私も他の人のために何かしよう」という勇気を分け与えて下さるお姿でもあるのです。
文武天皇、藤原宮子を夫人とする
701
文武天皇、紀州へ行幸 この年に道成寺創建と言い伝える。 この頃、初代本堂が完成
紀州路第一の古寺、文化財の宝庫として道成寺の面目躍如たる宝佛殿は、国宝3点、重要文化財11点、県指定文化財4点を収め、年中ご参拝いただけます。
左写真は宝佛殿の内部 本尊千手観音、脇侍日光、月光菩薩
千手観音はカヤの一木造り、日光菩薩と月光菩薩はヒノキの一木造りです。いずれも西暦800-850年頃の作とされるので、安珍清姫の事件も目撃なさったはずですね。
重要文化財 十一面観音菩薩像 平安時代前期 木造漆箔 像高1.32m
悪天候時を除き、9:00~16:30の間は無料にて拝観可
本堂 (重要文化財) 承平12年 (1357)建立 大宝元年(701)頃に創建された講堂650年ほど使われ、南北朝時代にこの本堂に立て替えられました。再び650年の歳月が流れて老朽化が進み、昭和63年から平成3年にかけて解体修理が行われました。修理中に講堂の遺構も調査され、この敷地が1300年間にわたり一度も雨風にさらされていないことが確認されました。
宝仏殿 (収蔵庫) 昭和53年建立 昔の道成寺は現在よりかなり規模が大きく、いくつもの御堂がありました。残念ながら御堂の数は減りましたがそれぞれおまつりされていた御仏像は大事に守り伝えられ、現在では宝佛殿に二十数体の御仏像がまつられています。